帰宅したあと、バッグをとりあえず床や椅子の上に置いてしまうことはありませんか。
疲れて帰ってくると、バッグを収納棚まで運んだり、クローゼットの中へしまったりするのが面倒に感じることがあります。
最初は一つだけ置いたつもりでも、通勤用バッグ、買い物用のエコバッグ、休日用のショルダーバッグなどが重なり、いつの間にか床の一角を占領してしまうこともあります。
バッグの床置きを防ぐために大切なのは、きれいに隠せる収納を作ることだけではありません。
帰宅した流れのまま、無理なく戻せる場所を作ることがポイントです。
この記事では、一人暮らしの部屋で取り入れやすいバッグ置き場の作り方と、床置きを防ぐ収納アイデアを紹介します。
バッグを床に置いてしまう理由
バッグを床に置いてしまうのは、片づけが苦手だからとは限りません。
収納場所が普段の行動と合っていないことも、大きな原因の一つです。
例えば、バッグの収納場所がクローゼットの奥にあると、帰宅するたびに扉を開けて物を動かし、バッグをしまわなければなりません。
毎日繰り返すには少し手間がかかるため、玄関や部屋の床へ置いたままになりやすくなります。
ほかにも、次のような理由があります。
- バッグ専用の置き場所が決まっていない
- 収納場所までの距離が遠い
- フックや棚が使いにくい
- バッグの数に対して収納場所が足りない
- 中身を出すために一時的に置いたまま忘れてしまう
- 帰宅後に上着や荷物をまとめて置いている
床置きを減らしたいときは、まず「なぜいつもその場所へ置いてしまうのか」を確認してみましょう。
自然にバッグを置いている場所の近くに収納を作ると、習慣を大きく変えなくても片づけやすくなります。
バッグ置き場は帰宅後の動線に作る
バッグ置き場を決めるときは、帰宅してから部屋へ入るまでの行動を思い出してみましょう。
例えば、帰宅後に次のような流れで動く人もいるでしょう。
- 玄関で靴を脱ぐ
- 上着を脱ぐ
- バッグを床や椅子に置く
- 手を洗う
- 部屋でくつろぐ
この場合、玄関から部屋へ移動する途中にバッグ置き場を作ると、無理なく定位置へ戻せます。
玄関の近く、クローゼットの横、デスクのそばなど、自分が普段バッグを下ろす場所を基準に考えるのがポイントです。
収納用品を先に購入するのではなく、置き場所を決めてから必要な物を選びましょう。
玄関近くにフックを取り付ける
帰宅後すぐにバッグを下ろしたい人には、玄関近くのフックが使いやすいでしょう。
壁や収納棚の側面にフックを設置しておけば、バッグを持ち上げて掛けるだけで片づけられます。
床から離して収納できるため、掃除をするときにバッグを移動させる手間も減らせます。
ただし、重いバッグを掛ける場合は、フックの耐荷重を確認することが大切です。
ノートパソコンや飲み物などが入ったバッグは、見た目以上に重くなることがあります。
粘着式やマグネット式のフックを使う場合は、取り付けられる場所や対応する重さを確認しましょう。
無理に掛けると、フックが外れたり、バッグが落ちたりすることがあります。
収納棚の側面をバッグ置き場にする
一人暮らしの部屋では、新しい収納家具を置くスペースがないこともあります。
そのような場合は、すでに使っているカラーボックスやチェスト、靴箱などの側面を活用できます。
側面にフックを付ければ、家具の正面をふさがずにバッグを収納できます。
玄関近くの靴箱なら通勤用バッグ、デスク横の棚ならパソコン用バッグというように、使う場所に合わせて分けるのもよいでしょう。
ただし、通路側にバッグが大きく飛び出すと、移動するときにぶつかる可能性があります。
バッグを掛けた状態でも、歩くスペースや扉の開閉を邪魔しないか確認しておきましょう。
バッグ用のバスケットを置く
フックに掛けにくいバッグには、バスケットやボックスを使う方法があります。
持ち手の短いバッグや柔らかい布製バッグでも、入れるだけなら簡単に収納できます。
バスケットは、次のような場所に置きやすいでしょう。
- 玄関収納の下
- クローゼットの手前
- ベッドやデスクの横
- カラーボックスの空いている段
- ハンガーラックの下
帰宅後はバスケットへ入れるだけなので、細かく整える必要がありません。
バッグを見えにくくしたい場合は、少し高さのあるバスケットを選ぶ方法もあります。
ただし、大きすぎる物を選ぶと、バッグ以外の荷物も入れてしまい、物がたまりやすくなります。
普段使うバッグが一つか二つ入る程度の大きさにすると、管理しやすくなります。
棚の一段をバッグ専用にする
収納棚に空いている段がある場合は、バッグ専用のスペースとして使えます。
バッグを立てて収納すると、形を確認しやすく、使いたい物を取り出しやすくなります。
柔らかいバッグが倒れてしまう場合は、ブックエンドやファイルボックスで仕切る方法もあります。
バッグ同士が重なりにくくなるため、下に置いたバッグを取り出すために全部動かす必要がありません。
棚へ収納するときは、毎日使うバッグを手前に置き、使用頻度の低いバッグを奥や上段に置くと便利です。
すべてのバッグを同じ場所へ詰め込むのではなく、普段使う物と保管する物を分けると、出し入れしやすくなります。
ハンガーラックの端を活用する
上着をハンガーラックへ掛けている場合は、その端をバッグ置き場として使えることがあります。
バッグ用のフックを取り付けておけば、上着を脱ぐ流れでバッグも一緒に掛けられます。
帰宅後の荷物を一か所にまとめられるため、部屋のあちこちに物が散らかりにくくなります。
ただし、バッグを何個も掛けると、ハンガーラックの片側に重さが偏ることがあります。
ぐらつきや転倒を防ぐためにも、ラックの耐荷重を確認し、重いバッグを一か所へ集中させないようにしましょう。
普段使うバッグだけを掛け、ほかのバッグはクローゼットなどに収納すると、見た目も整いやすくなります。
デスクの近くに仕事用バッグを置く
通勤や通学でノートパソコン、書類、筆記用具などを持ち歩いている場合は、デスクの近くにバッグ置き場を作ると便利です。
帰宅後にバッグの中から必要な物を取り出し、そのままデスク周りで管理できます。
デスク横にフックを付ける、足元に小さなラックを置く、ワゴンの下段をバッグ用にするなどの方法があります。
ただし、椅子を動かすときにバッグへぶつかったり、足元をふさいだりしないように注意しましょう。
バッグを置いた状態で椅子を引けるか、コンセントやコードに触れないかも確認しておくと安心です。
クローゼットの扉や内側を利用する
バッグをできるだけ見せずに収納したい場合は、クローゼットの扉や内側を活用する方法があります。
扉に掛けるタイプのフックや収納用品を使えば、棚を増やさなくてもバッグ置き場を作れます。
ただし、扉の種類や厚みによっては、取り付けられない場合があります。
フックを付けたことで扉が閉まりにくくなったり、壁や収納内部にぶつかったりしないか確認しましょう。
また、賃貸住宅では、壁や扉に傷を付けない方法を選ぶことも大切です。
粘着用品を使用するときは、対応する材質や剥がし方を確認してから取り付けましょう。
バッグの種類に合わせて収納方法を変える
バッグは、種類によって収納しやすい方法が異なります。
すべて同じ方法で収納しようとすると、形が崩れたり、取り出しにくくなったりすることがあります。
リュック
リュックは、持ち手をフックに掛ける方法が手軽です。
荷物が多く重い場合は、床から少し高いラックや棚に置くと、持ち上げる負担を減らせます。
トートバッグ
布製のトートバッグは、バスケットへ入れたり、たたんでボックスへまとめたりしやすいバッグです。
毎日使う物はフックに掛け、買い物用などの予備はまとめて収納すると使いやすくなります。
ショルダーバッグ
ショルダーバッグは、ひもがほかのバッグに絡まりやすいため、一つずつフックに掛けると取り出しやすくなります。
長いひもが床に触れない高さを選びましょう。
型崩れさせたくないバッグ
形を保ちたいバッグは、ほかのバッグと重ねず、棚の上に立てて収納する方法が向いています。
中へ物を詰めすぎず、無理に狭い場所へ押し込まないようにしましょう。
普段使わないバッグは別の場所へ移す
バッグ置き場が散らかる原因の一つは、使っていないバッグまで同じ場所へ置いていることです。
毎日使うバッグは、すぐ手に取れる場所に置く必要があります。
一方で、旅行用バッグ、冠婚葬祭用のバッグ、季節限定のバッグなどは、玄関や部屋の目立つ場所に置かなくても困りにくいでしょう。
使用頻度の低いバッグは、クローゼットの上段や収納ケースなどへ移します。
普段使うバッグを一つか二つに絞ると、必要な収納スペースも小さくなります。
すべてのバッグを出しやすくするのではなく、よく使うバッグを優先することが大切です。
バッグの中身を整理する場所も作る
バッグを定位置へ置けるようになっても、中身を出すためにテーブルや床へ移動すると、そのまま置きっぱなしになることがあります。
鍵、財布、イヤホン、社員証など、帰宅後にバッグから出す物にも置き場所を決めておきましょう。
例えば、バッグ置き場の近くに小さなトレーを置くと、細かな物をまとめやすくなります。
郵便物やレシートを持ち帰ることが多い場合は、書類用の一時置き場を近くに用意しておく方法もあります。
バッグだけでなく、中に入っている物の移動先まで決めることで、帰宅後の片づけがスムーズになります。
バッグ置き場を増やしすぎない
床置きを防ぐために、玄関、リビング、デスク横など、複数の場所に収納を作りたくなることがあります。
しかし、置き場所が多すぎると、その日の気分で違う場所へ置くようになり、バッグを探す原因になることがあります。
基本の置き場所は一か所に決めておくのがおすすめです。
仕事用と休日用で分ける場合でも、できるだけ近い場所にまとめると管理しやすくなります。
一度決めた場所が使いにくいと感じたら、無理に続ける必要はありません。
実際に数日使ってみて、バッグを自然に戻せる場所へ調整しましょう。
床置きを防ぐための小さな習慣
バッグ置き場を作っても、最初は以前と同じように床へ置いてしまうことがあります。
その場合は、帰宅後の行動とバッグを戻す動作を組み合わせると習慣にしやすくなります。
例えば、
- 靴を脱いだらバッグをフックへ掛ける
- 上着を脱ぐときにバッグもラックへ戻す
- 手を洗う前にバッグをバスケットへ入れる
- 鍵をトレーへ置くときにバッグも定位置へ戻す
といった流れです。
特別な片づけ時間を作るよりも、毎日の行動の中へ組み込むほうが続けやすくなります。
少し面倒に感じる場合は、収納場所が遠すぎたり、使いにくかったりする可能性があります。
自分の行動に合わせて置き場所を見直しましょう。
まとめ
一人暮らしの部屋でバッグの床置きを防ぐには、帰宅後の動線に合わせて定位置を作ることが大切です。
玄関近くのフック、収納棚の側面、バッグ用のバスケット、ハンガーラックの端など、今あるスペースを利用して置き場所を作れます。
毎日使うバッグは取り出しやすい場所に置き、使用頻度の低いバッグはクローゼットなどへ移すと、収納場所が散らかりにくくなります。
また、フックやラックを使うときは、耐荷重や通路の広さを確認し、安全に使える場所を選びましょう。
きれいに隠すことよりも、帰宅後に迷わず戻せることを優先すると、無理なく床置きを減らせます。
